染めと色落ち:インディゴの由縁
・インディゴ染め
洗い加工する前の、ジーンズの色のことをインディゴブルーといいます。
インディゴとはなんでしょう?インディゴとはインドから来たと言う意味です。
正確に言いますとインドから伝わった藍染めの事をさしています。
現在、ジーンズに使用されているインディゴは科学的に合成した藍の事ですが、
天然の藍の中には200種類以上の化学物質が含まれています。
その中には、虫除けの物質も含まれていて、
更には紺色・黒・緑・黄・紫等の色を発色する物質も含まれています。
昔から藍染めの製品は、それを着る度、洗う度に色が少しづつ抜けて、
新たな色合いを奏でていました。
そんな所から藍染めは色の変化を楽しむ染め物だといわれています。
ジーンズの藍染めは縦糸だけ染めています、横糸は生成りの糸です。
つまり、糸の段階で縦糸だけ染めるのです。
染めと色落ち:インディゴ染め方法
糸をインディゴの液につけます。
この液につけた段階ではまだ、染まっていません。
その糸を液から引き上げます。
すると、インディゴ色に染まります。
つまり、インディゴは空気中の酸素と結合して、発色します。
これを酸化染色といいます。
これを何度か繰り返すことで糸が染まります。
中白という染色方法ですが、酸素と結合しやすい糸の表面だけが、染まります。
だから、糸の中の部分は染まらないのです。
ジーンズは表にインディゴに染まった縦糸が出て行きます。
その、縦糸がジーンズをはきこんだとき、こすれてくるのです。
そして、インディゴに染まっていない、中心の生成りの部分が出てきます。
だから、ジーンズは色落ちするのです。
藍染は、虫がよりつかないと、言われていますが、科学的に証明されていません。
藍をいくら科学的に分析しても、虫の嫌う成分は抽出されないのです。
言い伝えの一種なのでしょう。
また、それと同様に藍染めは着ると暖かいと言われていますが科学的に証明はされていません。